【アウェー戦】12月5日(日)名古屋戦 試合結果
島根スサノオマジックは12月5日(日)にドルフィンズアリーナで名古屋ダイヤモンドドルフィンズとのアウェー戦を戦い、最終スコア86-94で勝利となりました。さらにこの試合は#14金丸選手の個人通算8000得点、#3安藤選手の個人通算3000得点が同時に達成されるメモリアルな試合となりました。
戦評
第1Q 島根は#14金丸の3Pシュート、#13阿部がスティールから速攻と連続得点、名古屋Dは#43エサトンのフリースローでスタート。序盤、島根、名古屋Dともに高い位置からディフェンスを仕掛ける中、名古屋Dは#2斎藤が連続で得点を重ね、島根は#14金丸のジャンプショット、#8トラビスと#4ケイがそれぞれインサイドで得点する。中盤、名古屋Dは#1パークスジュニア、#4クラーク、#43エサトンが得点を決め、島根は#13阿部、#4ケイ、#8トラビスが得点とお互いにアップテンポなバスケを展開、高確率の点の取り合いが続く。終盤、シュートの確率が落ちる中、厳しいリバウンド争いでテンポが上がらずお互いハーフコートバスケの展開に。島根のシュートが決まらない中、名古屋Dは#32狩野の3Pシュート、ピックアンドロールからの#8張本のレイアップで得点を重ねる。一方島根はオフェンスリバウンドから#8トラビスがゴールにねじ込み、さらにスティールから#14金丸の速攻で互角の戦いに。残り1分、名古屋D#00ドジャーがゴール下をねじ込み、22-22の同点で第2Qへ。
第2Q 名古屋Dは#8張本のゴール下でスタート。島根はビッグラインアップでスタートするがシュートがなかなか決まらず初めの3分間無得点に。ここで#4ケイが連続オフェンスリバウンドを奪取し、#3安藤の3Pシュートをアシストし、ようやく得点が入るも、名古屋Dの#8張本がドライブで得点を返す。中盤、名古屋Dが#1パークスジュニアのドライブから#43エサトンが合わせて得点するも、すぐに島根#3安藤が3Pシュートを返してオフィシャルタイムアウトに入る。オフィシャルタイムアウト明け、名古屋D#4クラークがミドルシュートを決め、島根は#8トラビスが#4ケイの外れたシュートをフットバックダンクでカバー、攻守ともにお互いが譲らない我慢の展開に。終盤、双方ディフェンスが厳しい中、名古屋D#2斎藤のフローター、島根#14金丸のジャンプショットとそれぞれ個人技で得点を奪う。残り90秒の攻防、島根は、前日苦しんだ名古屋Dゾーンディフェンスを早いパス回しで崩し、#15白濱の3Pシュートが決まるも、すぐに名古屋D#2斎藤がジャンプショットを決め譲らない。残り30秒、名古屋Dは#43エサトンが島根のチームファールで得たフリースローを2本決め、島根は厳しいディフェンスをかいくぐり#2ビュフォードがエンドラインからの難しいフローターを決め、37-37の同点で後半へ。
第3Q 名古屋Dは#12中東のフローター、島根は#3安藤のジャンプショットでスタート。序盤名古屋Dは#4クラーク、島根は#4ケイ、#3安藤のジャンプショットで連続得点するも、名古屋D#2斎藤が3Pシュートを決め、すぐさま島根#3安藤がジャンプショットで返す。早い展開で抜けだしたのは名古屋D、#4クラークの3Pシュート、#43エサトンのレイアップと連続得点が決まり、島根がタイムアウトを取る。タイムアウト明け、島根が盛り返し#14金丸と#4ケイの2メンから#4ケイがジャンプショット、早いトラディションから#8トラビスがバスケットカウントを得て得点を伸ばす。中盤、島根は前日課題だったディフェンスリバウンドを粘り強く獲得し、アップテンポなバスケで#13阿部がファールをもらい確実に2本決める。ここで島根はディフェンスを強め名古屋Dの得点を抑える。島根もシュートが決まらない中、#8トラビスがオフェンスリバンドを連続でもぎ取り、バスケットカウントを獲得し得点を重ねる。ここで名古屋D#2斎藤がジャンプショット、島根#2ビュフォードがドライブ、名古屋D#32狩野の3Pシュートと点の取り合いの展開になるも、島根が#8トラビスの連続3Pシュートが決まりこの試合最大点差の9点差がつき、名古屋Dがタイムアウトを取る。タイムアウト明け、島根の厳しいディフェンスが続き名古屋Dはシュートが決まらない中、島根#8トラビスが3Pシュートを決める。終盤、名古屋Dは#1パークスジュニアが個人技で連続フリースローを獲得し、これを確実に決め、さらにドライブからの得点と点差を詰め、60-66の島根の6点リードで最終Qへ。
第4Q 名古屋Dは#43エサトンのインサイド、島根は#15白濱の3Pシュートでスタート。名古屋Dは#1パークスジュニアが3Qの好調を維持し、ミドルシュートを決める。一方島根は#2ビュフォードを中心に攻撃を組み立て、#2ビュフォードのドライブからのバスケットカウントが決まり、点差を広げる。中盤、名古屋Dはインサイドを攻め#8張本、#43エサトンがフリースローで得点を重ねる。ここで名古屋Dはゾーンディフェンスを仕掛けるも島根は#2ビュフォードのドライブ、#3安藤の3Pシュートで得点を重ね、じわじわと点差を広げる。名古屋Dはインサイドへのアタックを続け、#4クラークがバスケットカウントを獲得、ボーナススローを落とすもオフェンスリバンドを取り#00ドジャーがフリースローを獲得し点差を詰める。その後、島根#3安藤がドライブからジャンプショットを決め、名古屋D#2斎藤がフリースローで返すも#2ビュフォードのドライブが止めれず島根が得点を広げ、オフィシャルタイムアウトへ。オフィシャルタイムアウト明けは、島根#13阿部がフリースローを決め、直後の名古屋の攻撃を止めると早いトラディションから#2ビュフォードがフリースローを獲得し、確実に決めさらに点差を広げる。ここで、名古屋Dは#43エサトンがフリースロー、#2斎藤がスティールから速攻で点差を詰め、さらに前からのディフェンスを強めるも島根#2ビュフォードが上手くファールをもらい、チームファールによるフリースローを獲得し、名古屋Dがタイムアウトを取る。タイムアウト明け、島根#2ビュフォードはフリースローを2本共確実に沈める。名古屋Dは#2斎藤がエンドラインでミドルシュートを決めるも、次の得点がなかなか続かない。島根は時間を使いながら#8トラビスがオフェンスリバンドからダンクを決める。ここで、名古屋Dは早い攻撃から#43エサトンがレイアップ、その後島根の攻撃を止めるとオフェンスリバウンドのセカンドチャンスを活かし#2斎藤の3Pシュートが決まり8点差になり、島根がタイムアウトを取り、残り1分の攻防に。島根は名古屋Dの激しいディフェンスの中#2ビュフォードがフリースローを獲得し、確実に決める。残り30秒名古屋Dは#2斎藤がフリースローを獲得し点差を詰めるも、島根が名古屋Dの激しいディフェンスをかわし#2ビュフォードが時間を使いながらフリースローを獲得し、確実に決め追撃を許さない。最後、名古屋Dの#00ドジャーのジャンプショットが決まるも、86-94の8点差で島根の勝利となった。
試合情報
日程:2021年12月5日(日)
時間:15:05 TIP OFF
場所:ドルフィンズアリーナ
スコア
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 86-94 島根スサノオマジック
1Q 22-22
2Q 15-15
3Q 23-29
4Q 26-28
ヘッドコーチ コメント
ポール・ヘナレヘッドコーチ
-ヘッドコーチから本日の総括-
前半はお互いにオフェンスもディフェンスも苦しい展開で、ターンオーバーがあったり、ミスショットが多かったりとお互い我慢比べみたいな展開になったのですが、ハーフタイムで後半に向けて悪くないからしっかりやり続けようと言ったところで、出だしでオフェンス、ディフェンスが勢いづいて、要所でトラビスの踏ん張りやフリースローの獲得など得点につながるオフェンスが積み上げられたことで勝利につながったかなと思います。
-名古屋Dの3Pシュートを抑えれたことが良かったですか。-
3Pシュートは名古屋Dの脅威なポイントではありますが、攻撃全体を見てみると3Pシュートだけでなく、トラディションやペイントでの得点もしっかりあり、86点のハイスコアにつながったところで、全体の攻撃のバランスが良くタフな相手だったなと思います。
-今日は安藤選手が良かったと思いますがいかがでしたか。-
今日に関しては自分のフロアバランスを見ながら、パスやスクリーン掛けるなど上手くチームをコントロールできていたと思います。彼みたいな選手がいることは、チームにとって大きな強みですし、今日の試合もチームとってとても良い影響を与えてくれたと思います。
-今日は、昨日のポイントとなった名古屋Dの3Pシュートを打たせないようにディフェンスの指示をしたのでしょうか。-
確かに3Pシュートが脅威な選手が何人かいますが具体的なシフトなど指示を出した訳ではなく、昨日は自分たちがやり切るべきディフェンスをしっかりやりきれなかったことが敗因だったので、もう一度自分たちのスタイルに立ち返ってフィジカルを活かして最後まで追いかけてタフショットにするというようなことをやり切れたことが結果につながったのだと思います。
-デニスHCとの対戦はいかがでしたか。-
師匠である彼との対戦は特別なものであります。バスケットを教えてもらったことだけでなく色々なことを乗り越えてきた思い出もありますので、今回コーチとして初めて対戦して特別な想いがあったのは間違いなくて、一つでも勝ちを取れたことは非常に大きな経験となりましたし、素晴らしい時間を過ごすことができました。
選手 コメント
安藤 誓哉選手
-激しいディフェンスで名古屋Dに3Pシュートを打たせなかった部分など、この2日間通じての感想は。-
激しいディフェンスについては、昨日も前半は良かったと思いますし、今日はバックトゥバックで絶対負けられないと思っていてその気持ちを出せたので良かったです。やはり、昨日のディフェンスではスクリーンなどエラーの部分が出てしまって負けは痛かったですが、良くなるために新たな経験ができたと捉えらるようにして、ここからしっかりやって行こうと思っています。
-ヘッドコーチの元でバスケをしていて、得ているものは何だと思いますか?-
アルバルク、ワールドカップを経験して、やはり世界のトップガードはインスピレーションが素晴らしいと思っていたので、アルバルク時代に精神的にも技術的にも学んできたことをコーチの元で開花させられるように徐々に取り組んで行けているかなと思っています。
-トラビス選手がインサイドだけじゃなくて3Pシュートを打てるので、今の島根のオフェンスを引き出せていると思うのですが。-
トラビス選手とはコミュニケーションがよく取れてて、現代バスケでは中外両方の役割がこなせることは絶対になってきていて、彼は攻撃に非常にバリエーションがあって一緒にプレイしてて楽しいです。