スペシャルオンライン対談

GRANRODEO×山下 泰弘×後藤 翔平

5月1日(土)京都戦でスペシャルライブを披露する「GRANRODEO」のKISHOW(Vo.)とe-ZUKA(Gt.)のお二人とスサノオマジックの山下選手、後藤選手のオンライン対談が実現しました!
バスケットボールの話から音楽の話まで、1時間に渡り大いに盛り上がったオンライン対談の様子をお伝えします!

― バスケットボールの面白さ

山下選手: 島根スサノオマジックの背番号5番、山下泰弘と言います。ポジションはPGをやっています。

後藤選手: 島根スサノオマジックの背番号1番、後藤翔平と言います。ポジションはSGです。

KISHOW: GRANRODEOのボーカルのKISHOWです。バスケットボールを観るのはかなり好きなので、本日の対談を楽しみにしてました。

e-ZUKA: GRANRODEOのギターのe-ZUKAです。今回のためにチームカラーのギターを用意しました(笑)。

山下選手: チームカラーのギターいいですね(笑)。
KISHOWさんから相当バスケットボールが好きだとお話がありましたが。

KISHOW: はい、そうなんですよ。Bリーグの選手の前で言うのは少し気が引けるのですが、僕はNBAからバスケットにハマったんです。もともと学生時代は陸上部で個人競技に没頭していたのですが、たしか後藤選手の生まれ年だったの思うのですけれども、僕が高校2年生の時にバルセロナオリンピックが開催されまして。そこに出場していたバスケットボールのアメリカ代表がいわゆるドリームチームで、マイケルジョーダンとかラリーバードとかマジックジョンソンとかカールマローンとか色々なNBAのスター選手がいて圧倒的な強さで金メダルを取ったんですね。それからNBAはものすごくスペクタクルな魅力を持っているんだなと思いまして、元々バスケットボールのプレイヤーではないのですが、NBAをきっかけにバスケットボールにハマったんです。それから29年くらいNBAを観続けていますね。

山下選手: 29年間も観続けているのはすごいですね。プレー経験はないということですが、バスケットボールの魅力はどのようなところにあると感じていますか?

KISHOW: バスケットボールは数ある球技の中で個人的には一番面白いと思っています。他にも球技には野球とかサッカーとか色々ありますし、テニスなどの個人競技も好きなんですけど、バスケットボールが一番エキサイティングだと感じています。上手く言語化できないのですが、例えばNBAは48分でだいたい100点くらい、Bリーグも40分でだいたい80点くらい点がたくさん入りますし、そこは観ていても純粋に面白いなと。点が入りにくい競技がつまらないという意味ではないのですが、点がどんどん入るが故の面白さというのがありますね。
選手から見たバスケの魅力はどんなところにありますか?

山下選手: そうですね。バスケットボールはアリーナで開催されますので、選手と観客の距離の近さというは魅力と迫力があるかと思います。外国籍選手はすごく身長が高かったり、筋肉がものすごかったりするので、そういった選手とのぶつかり合いも他の競技ではなかなか見ることが出来ないものかなと思います。

後藤選手: バスケットボールは狭いコートの中で身体のデカイ選手たちが5対5で身体をぶつけあうスポーツなので、そこのところで魅力を感じます。あと、展開も早くて点数もすごく入るので、初めて観る方にも楽しんでもらえるのではないかと思います。

― 島根スサノオマジックの印象

山下選手: 島根スサノオマジックの印象はいかがですか?

KISHOW: まだ島根の現地で試合を観たことはないのですが、チームカラーの青がとても印象に残っています。あと、松江市総合体育館に新しく設置された4面LEDビジョンがすごいなと。

後藤選手: はい、Bリーグでは既に付いてるチームもあるのですが、島根には初めて付きました。試合前から試合中の演出も変わって格好良くなって、選手としてもとてもモチベーションが上がっています。

e-ZUKA: 俺をもっと映せよというのはないんですか?(笑)

後藤選手: もちろんあります!(笑)

KISHOW: 選手から見た島根スサノオマジックの特徴を教えてもらえませんか?

山下選手: まずBリーグのルールで、外国籍選手が同時に2人まで出られるんです。加えて帰化選手といって、元々は外国籍選手だったのですが日本に帰化した選手がいた場合に、外国籍選手と帰化選手の3人までが同時に出られるようになっています。いま島根スサノオマジックにはウィリアムス・ニカという帰化選手がいて、ニカ選手のおかげでコート上に外国籍選手と帰化選手の3人が立てるようになっています。その点において相手チームよりアドバンテージが取れるシーンが出てきているので、島根スサノオマジックのバスケットは以前よりもレベルが上がったのかなという気はしています。
島根スサノオマジックの特徴は、いまはどちらかというと早い展開のバスケットを好んでいて、ファストブレイクといういわゆる速攻ですね。ディフェンスからオフェンスの切り替えを速くして、守りから攻めに変えるというところを結構強調しているので、そう言ったところを楽しんでいただければと。
去年まではどちらかというとディフェンスで守り合って、点数を下げていくというのを狙っていたんですけど、今年はどんどん得点を取っていこうというのを狙っているところもあって、お客さんから観たら結構面白いバスケットをしているというように感じていただけるのではないかと思います。

KISHOW: いやー、いいですね。僕も得点を取っていくスタイルのバスケットが好きなので、そういったスタイルを志向されているという志があるということを聞いただけで、もう島根スサノオマジックを応援しようという気になっちゃいますね。

山下選手: バスケットボール界としても、どんどんオフェンシブなバスケットボールをしていくというトレンドがあり、ちょっと前まではハーフコートでディフェンス勝負というバスケットが多かったんですけど、いまは他のチームを観ても早い展開のバスケットが主流になってきているので、これからどんどん楽しくなっていくのかなと。

KISHOW: それはいい傾向ですよね!
僕もガッチガチのハーフコートの試合も嫌いではないんですけど、早い展開のバスケットをするチームが優勝を争うようなリーグになっていただければ、非常にエキサイトというか相乗効果で盛り上がっていくんじゃないかなと。そういうのをイチファンとして観たいですね。
では次に、それぞれの選手の特徴を教えてもらえませんか。

山下選手: オフェンシブなバスケットを展開していきたいという話をしてきたのですけど、ちょうど僕は黒子のバスケで言うと主人公のようなタイプなんですよね。僕が直接どんどん得点をとっていくというよりは、どんどんボールを動かしたり、中に切り込んだり、相手をかき乱して他の選手に点を取らせるような、まわりを活かすタイプです。

後藤選手: 僕は元NBAのデニスロッドマンという選手がすごく好きで、アグレッシブなタイプの選手ですね。
勢い余って観客席に突っ込んでいくというのがすごく得意なプレーなんで(笑)。

KISHOW: はは!!(笑)

後藤選手: なので、ホーム最終節も激しいプレーに期待してください(笑)。
あと僕はアグレッシブなディフェンスが得意なので、是非そこにも注目いただきたいですね。

KISHOW: 楽しい!プロのBリーガーと喋らせていただくだけで僕は幸せです!(笑)

― 話はお互いの質問へ

KISHOW: 他にも色々と聞きたいことがあるんですけど、僕はバスケットボールが好きなので、逆にバスケットボールというかスポーツにあまり興味がないギターのe-ZUKAさんに質問してほしいですね。

e-ZUKA: そうですね。僕らもライブの本番前のどのタイミングでご飯を食べればいいのかっていうのは正解がわかっていないのですが、プロスポーツ選手は試合本番前のどれくらい前にご飯を食べるんですか?

山下選手: ちゃんとした食事としては、いまは試合開始前の3時間前くらいに食べてますね。
それで控室の前にゼリー飲料やバナナのような軽食が並んでますので、試合前にそれを食べます。

e-ZUKA: 先ほども言ったように僕らもライブ本番のどれくらい前から食事をすればいいのかというのはずっと考えていまして、食べないと力も入らないし食べ過ぎるとそれはよくないし、どれくらいがベストなのかなと思っていたので参考になりました。

後藤選手: バスケットボールの試合では新型コロナウイルスの前には3,000人くらいの規模で試合をしていたのですが、音楽のライブだとそれ以上のものすごい規模のお客さんがいると思います。ライブ前に緊張はしないんですか?

e-ZUKA: 僕は出る前は緊張しますよ、すごく。ただ、お客さんの前に立つと緊張はしないですね。目の前に立っちゃうと、緊張というよりは一体感という感じになっちゃいます。
どちらかというと、やってやろう感というか、良いところを見せようと思うと緊張するかなと思います。逆に楽しもうと思うと緊張しないですね。

KISHOW: 僕らのライブだと、自分たちとファンの方々という関係なのであまり緊張することはないんですけど、フェスのような僕らのことをあまり知らないお客さんが多い会場だと緊張することはありますね。
逆に緊張するからこそ面白いのかなと。緊張することが全くなくなったらそれはそれで面白くないというか。人生と同じで、緊張するような局面があるからこそ面白いと思うように最近はなってきましたね。
ただ、我々がいるのは勝ち負けがある世界ではないので、アスリートと我々のそれは違うかなと。だからこそ普段バスケットボールを観るときはリスペクトしながら観ていますね。

後藤選手: ありがとうございます。

KISHOW: 試合前のウォーミングアップは、どの程度の強度でやっているんですか?

山下選手: ウォーミングアップの仕方は各チーム違うんですけど、島根スサノオマジックの場合は各々のコンディションに合わせながら、徐々に上げていくというスタイルにしていますね。

KISHOW: 2人とも若いので心配ないと思うのですが、身体が動かなくなってきたと感じる瞬間はありますか?

山下選手: ありますね。僕はもう30を越えてきているのですけど、20代の時と30代の時とで、やはり身体の疲労度や回復度が違うと感じるところはあります。
あと、30代になってからは準備の数が増えましたね。正直なところ、20代の頃はウォーミングアップを適当にしても身体が動けてたんですけど、いまだと念入りに準備しないと身体が動かないところはあるので、そういった準備の数は増えました。

KISHOW: なるほど。NBAでも30代半ばで現役選手はたくさんいますしね。年齢と経験を重ねるごとにプレースタイルを積み上げて、一歩ずつマイナーチェンジして、少しずつ違う世界を観ていくというのはキャリアの長いスポーツ選手ではよくありますから応援したいですね。

― 普段聴く音楽について

KISHOW: ところで少し話題が変わるのですが、普段は音楽を聴かれるんですか?

山下選手: 試合前に聴くとテンション上がるので、結構聴きますね。
自分はその時に流行っている曲を聴く感じですが、ロッカールームだと外国籍選手がバンバン音を鳴らしてクラブみたいになっていることがあります(笑)。

後藤選手: 僕はガンガン系の曲が好きですね。移動するチームバスでは山下選手が後ろの席なんですけど、いつも試合前にヘッドフォンをして大音量で聴いているので、うるさいとよく怒られます(笑)。

山下選手: GRANRODEOさんの曲も、黒子のバスケをきっかけに知りました。
スラムダンクもそうなんですけど、アニメの曲ってすごくテンション上がりますし、モチベーションも上がるんですよね。なので、黒子のバスケの曲を試合前に聴くとテンションが上がりますし、自分もどこかで必殺技を使いたいなとか思ったりしながら聴いています(笑)。

KISHOW: ありがとうございます。プロスポーツ選手のパーソナルなところを聴く機会をいただけて、当日がますます楽しみになりました。是非、我々のパフォーマンスも楽しみにしていただければと。選手は試合でそれどころじゃないと思いますが(笑)。
選手視点からホーム最終戦の見どころを教えていただけますか。

山下選手: そうですね。まずは島根スサノオマジックとして、我々らしいバスケットが展開できればと。
先ほど言ったように、トランジションから早いバスケットを展開するのと、得点もいつも以上に取れるようにしていきたいと思います。

後藤選手: 今回のGRANRODEOさんとのコラボをチームのSNSで発表したところすごい反響があったと聞いていまして、お客さんからの期待度も高いと思います。当日はどんなパフォーマンスをされるんですか?

KISHOW: 黒子のバスケの曲のメドレーをやります。
ちょっとアレンジを変えて、ダンサブルな感じで。
黒子のバスケはいまの若い現役Bリーガーはちょうど世代ですし、黒子のバスケを観てバスケを始めたという選手も多いと聞いています。
今回だけのスペシャルパフォーマンスとなっていますのでお楽しみに!

山下選手: いやー、すごい楽しみですね。僕ら2人、ハーフタイムの時にもしかしたらコートに残ってパフォーマンスを観ちゃうかもしれませんね。そうしたら後半に僕ら試合に出られなくなるかもしれないですが(笑)。

― 5/1の試合に向けてコメントをお願いします

山下選手: GRANRODEOさんとスタッフさんたちがせっかく島根に来ていただけるので、僕たちも一生懸命にプレーします。最高に面白いバスケットをやりますので、楽しみにしていてください。
僕たちもGRANRODEOさんのパフォーマンスを楽しみにしてます。

後藤選手: プロのアーティストと同じ舞台に立たせていただける機会はなかなかないので、すごく楽しみにしています。そして試合にも勝っている姿を見せられればお互いに盛り上がれると思いますので、僕らも頑張っていきます。よろしくお願いいたします。

KISHOW: 島根県は僕の生まれ故郷の山口県と隣接しているので、すごく親近感というか一緒という感覚があります。今回のこのようなご縁をいただきまして、GRANRODEOを続けてきて、黒子のバスケの主題歌を歌えて良かったなと思っております。バスケットボールを観るのも大好きですから、こういった形でホーム最終節にお邪魔させていただくことをすごく嬉しく思っています。

e-ZUKA: 島根に行くのはたぶん初めてなので楽しみにしています。
島根スサノオマジックのホーム最終戦に花を添えるという気持ちで、入念にストレッチをして、試合に出るんじゃないかというくらい身体を温めてからパフォーマンスに望めればと思います(笑)。
とにかく頑張ります!そして楽しみたいと思います!

GRANRODEO「変幻自在のマジカルスター」

インタビューでも話題に出ていた、「黒子のバスケ」(第2期オープニング主題歌)をご紹介します。メドレーの内容は本番じゃないと分かりませんが、もしかしたら、LIVEでこの曲も聞けるかも・・・。お楽しみに!!

GAME INFORMATION
- 京都戦ゲーム情報 -

5/1(土)京都戦のオープニングセレモニー終了後に、GRANRODEOによる国歌斉唱を実施します!
さらにハーフタイム時に、GRANRODEO のライブパフォーマンスを実施!
黒子のバスケの主題歌スペシャルメドレーを、アクアマジックとのコラボレーションでお届けします!
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