【HOME】4/18(日)広島ドラゴンフライズ戦 試合結果
4月18日(日)に島根スサノオマジックは広島ドラゴンフライズとの2020-21シーズンホーム戦を行いました。
第1Q、立ち上がり両チーム共にミスが目立ち重たい雰囲気となるが、島根の#7 ビュフォードや#5 山下の投入により試合が動き出す。残り2分の#7 ビュフォードのダンクで流れを掴み、終了間際#5 山下のアシストから#28 ウィリアムスのレイアップに繋げ14-11で第2Qへ。
第2Q、守り合いの展開が続くなか、島根のファウルがかさみリズムに乗ることができず逆転を許す。#7 ビュフォードや#24 ブルックスの3Pシュートで追い上げるもその後ミスが目立ち、広島の#2 朝山の3Pシュートやミドルシュートで点差を広げられ、22-27で第3Qへ。
第3Q、島根は#24 ブルックスの3Pシュートや#6 北川のドライブで得点を重ねるも、ミスが続きリズムに乗れない。その間に広島の#2 朝山や#1 ケネディの3Pシュートで点差を広げられる。しかし我慢の展開が続くなか、#7 ビュフォードや#24 ブルックスが奮起し点差を縮め、40-40の同点で第4Qへ。
第4Q、序盤は一進一退の攻防が続くが、#7 ビュフォードのバスケットカウントや#5 山下の3Pシュートなどで流れが一気に島根に傾く。その後#24 ブルックスの連続3Pシュートやダンクで勢いに乗り、この10分だけで32得点の猛攻。最終スコア72-58でホーム広島戦を勝利で飾った。
※なお、本日の勝利で島根スサノオマジックはB1初の4連勝を飾り、B1最多勝利数を23に伸ばしました。
試合情報
日程:2021年4月18日(日)時間:13:35 TIP OFF
場所:島根県立浜山体育館
スコア
島根スサノオマジック 72-58 広島ドラゴンフライズ1Q 14-11
2Q 8-16
3Q 18-13
4Q 32-18
ヘッドコーチ コメント
河合 竜児 HC
ー本日の試合の総括をお願いします。
昨日よりもアグレッシブなディフェンスで入れたんですけれども、オフェンスの方で連戦の疲れが相当きているなということをものすごく感じました。ただ、点はなかなか入らなかったのですが、チームショットを打って落としているという状況だったので、シュートが落ちていてもみんなどんどん打ってこうと言い続けました。選手達もチームショットは打てていたのでフラストレーションを溜めている感じではなかったと思いますし、このまま我慢我慢でついていけば必ず後半に自分たちにチャンスが来て、自分たちの流れが来た時に爆発すれば勝てると。選手達がその通りしっかり我慢してくれた中で、最後そのチャンスの時にきっかけが来たと選手全員が感じ取って爆発できたからこそ、負けてもおかしくないゲーム内容から逆転できたのかなと思います。
シュートが落ちている中でもどんどんシュートを打っていこうという指示は簡単には出せないと思うのですが。
昨日も今日もなのですが、前半なかなかシュートが入らないという状態でした。ただ、シュートが入らないからと言って打つこと止めていたら、昨日や今日の後半の試合のようなシュートは生まれてないと思います。チームショットを打ち続けるという共通理解のもとで、僕も選手たちを信頼してますし、当然チームメイトもお互い努力してる姿を見てるので、チームショットが落ちているということ自体にフラストレーションを溜めることなく打ち続けた結果、後半に流れが来た瞬間に、前半と後半とまるで違うチームになったかのような勢いでシュートが決まるようになっていったんだと思います。
-昨日今日とビュフォード選手がPGとしてプレーする時間帯があり、戦術のオプションの幅が広がってきた印象があります。そこで改めてビュフォード選手の特徴について教えてください。
まず、ビュフォード選手は普段物静かですし、ゲーム中も何か問題ない限りはすごく大人しいんですよね。ただ、本当に負けず嫌いで、スイッチが入ってくると口数が増えたり感情を身体全体で表現してチームを鼓舞して引っ張っていくというリーダーシップがあります。また、僕がビュフォード選手をすごいと思うところは、いい意味で助っ人外国人という感覚がないと言いますか、外国籍選手と日本人選手というところの境目がないんですね。一般的には外国籍選手というと俺が俺がとなりがちなところはありますし、自分が止められるともうひとりの外国籍選手を探しがちになるのですが、彼の場合はそこがもう本当にシンプルにスマートにいまは誰がオープンなのかといった観点でプレーしています。ポジションから言えば1番から4番までプレーできますし、全てのポジションを俯瞰的に見ているという意味で本当にバスケットIQが高い選手だと言えますね。
選手 コメント
北川 弘 選手
ー本日の試合の総括をお願いします。
昨日と同様で前半はちょっと重たい空気になった時もあったのですが、後半の特に第4Qに向けて良い準備が出来たことが勝利につながったのかなと思います。今日も含めてですけど、B1ではもう本当に楽に勝てたという試合はひとつもなかったというのが正直な感想ですし、例え点差が開いたとしても本当に最後の最後のブザーが鳴るまで苦しい戦いがずっと続いていたので、僕らがやってきた積み重ねが4連勝につながったということは選手としてもチームとしても素直に良かったことだと思います。
-いま積み重ねというお話がありましたが、シーズンを通して昨シーズンと今シーズンとで得られたものの違いはありますか。
キャプテンという立場にもなりましたし、昨シーズンに得たものと今シーズンに得たものは全く違うものになっています。また、自分のことだけやってればいいという立場でなくなっただけに、本当に苦しかった時もありましたが、でもそれがあったからって言えるように今は毎日毎日真剣にバスケットに取り組んでいます。まだシーズンが終わっていないので今シーズンに得たものが何だったのかということははっきりとは言えないのですけれども、昨シーズンとは格段に得られたものは違ってきていると思います。昨シーズンはちょっとほろ苦い教訓みたいなシーズンになってしまったのですが、今シーズンに関して言えば本当に得たものが大きかったんじゃないかなと。今シーズンの残りの試合とどう向き合うかによってまたそれが変わってくると思いますし、見える景色も変わってくると思います。
デモン・ブルックス選手
ー本日の試合の総括をお願いします。
広島さんは勝敗だけを見ると苦しいチームですけど、実際には手強い相手だというのは僕らも綿密にスカウティングしている中でわかっていたことなので、特に今日は彼らも最初から最後まで非常に高いインテンシティーで来るということは予想していました。その結果やはり難しい試合になってしまったかなと思うのですが、僕らはそれ以上にインテンシティーを上げて、特に日本人選手でキーとなる選手が一個も二個もギアを上げてエナジーを出してくれたところが勝ちにつながったと思います。
ー組織の力が高まっている中で、チームプレーをする時に選手たちが気をつけていることを教えてください。
やはり一番は自信を持ってプレーしようというところですし、それは実際に出来ているところだと思います。特にオープンショットをチームで作って、そのシチュエーションになったら躊躇なく打とうと。それが出来るのが僕らがプロである理由ですし、必ず打ち続ければ入るというところは常に口をそろえて言い合うようにしています。また、特にトラビスがいなくなったところを全員がどうカバーするかという意識が高まっているところも大きいですし、それが出来てきていることが結果につながってきているのかなと思います。